フリーアナウンサーの生島ヒロシ氏が27年間担当してきたTBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食」「生島ヒロシのおはよう一直線」のパーソナリティーを降板したと発表されました。
TBSラジオは、降板の理由として生島氏にTBSグループ人権方針に背く重大なコンプライアンス違反があったと述べています。
生島氏本人も自身のコメントで「不適切写真を女性スタッフに送り、大変不愉快と指摘された」などと事実を認めています。
こちらの記事では、この不適切写真がいったいどんな画像だったのか、生島氏のハラスメント行為はどんなものだったのか、そして巷を騒がせているフジテレビの話との関連性について、まとめました。
生島ヒロシ降板となった不適切な写真ってどんな画像?
今回、生島氏が自身のラジオ番組を緊急降板することになった大きな理由は、同氏が友人から送られた不適切な画像を女性スタッフに送り、女性から大変不愉快と指摘されたことにあります。
これは、生島氏本人がコメントの中で明かしています。
では、不適切な写真とはいったいどんな画像だったのか?と気になる方も多いかもしれませんが、今のところ、どんな画像だったかについて具体的な情報はありません。
TBSラジオ側の発表で、「同氏のコンプライアンス違反の詳細については、関係者のプライバシー保護の観点から説明を控える」としているので、この辺りを知るのは難しいと思われます。
ただ、今回のコンプライアンス違反の理由として、番組スタッフへのセクシャルハラスメント、という言葉があることから、性的な写真であったことは間違いないようです。
<生島企画室コメント抜粋>
TBS様より発表があった通り、弊社所属の生島ヒロシは、本日を以って、TBSラジオ『生島ヒロシのおはよう定食』『生島ヒロシのおはよう一直線』のパーソナリティーを降板することになりました。
ーーー略ーーー
この度の降板を受け、弊社としましてもTBS様及び生島ヒロシに聞き取りを行った結果、番組製作スタッフへの厳しい言動やインターネット上に掲載されていた不適切な画像の送信等の行為があったとのことであり、パワーハラスメント、セクシャルハラスメントへの認識の欠落がまねいたことだと認識しております。生島ヒロシの行為により辛い思いをされた方には、心よりお詫び申し上げます。弊社は、今回の降板を重く受け止め、生島ヒロシにつき、弊社における全ての役職を退任させ、また、芸能活動を無期限で自粛させることに決定しました。
<生島ヒロシ氏コメント全文>
この度は私(生島ヒロシ)が27年間、担当しておりましたTBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食」「生島ヒロシのおはよう一直線」を降板することになりました。
この番組は私のライフワークでもありましたが、この度、TBSラジオからコンプライアンス違反があったとのご指摘を受け、降板になった次第です。ひとつは、私が友人から送られた不適切な写真をラジオスタッフに送ってしまい、女性スタッフから大変不愉快とのご指摘を受けました。 さらには、朝の90分の生放送中、思わずスタッフに対して当たりがきつくになってしまったことがありました。私自身のハラスメントに対する意識・認識が甘く、猛省をしております。私の言動により辛い思いをされた方には心からお詫びを申し上げます。ライフワークのラジオをこのような形で降板するのは痛恨の極みであります。今後は生島企画室を離れ、真摯に自分と向き合っていく所存です。
生島ヒロシが降板せざるを得なかったコンプライアンス違反とは
生島氏を降板に追い込んだコンプライアンス違反とは具体的にどういったものなのでしょうか?
生島氏本人のコメントを見ると、
①生島氏が友人から送られた不適切な写真を女性スタッフに送り、女性から大変不愉快と指摘された
②朝の90分生放送中に、スタッフへの当たりがきつくなった
とあり、その上でTBSラジオは、生島氏から番組関係者にセクシャルハラスメント、パワーハラスメントがあり、番組を外れたり退職する職員が相次いでいたと説明しています。
不適切な写真の送信で女性スタッフから大変不愉快と指摘を受けたことと、同氏の番組スタッフへのパワハラ行為については、前後関係が明かされていないのでこの二つに関連があるのかはわかりません。
また、不適切な写真がどんな画像だったか、生島氏からスタッフ達にどんな言動があったのか具体的なこともわかりません。
しかし、番組を外れたり退職するスタッフが相次いだという事実から、事の重大性が窺えるのではないでしょうか。
ちなみに、同じくTBSで番組をもつ大御所の森本毅郎氏は今回の騒動について、次のように話されています。
<森本毅郎氏談>
「本人が説明している内容だけで、果たしていきなり降板、27年やって来た番組が突然亡くなる、となるだろうか?ちょっと乖離があるんじゃないか?」
やはり、事態はもっと重いとも推察できます。
フジテレビの話との関連は?
今回の生島氏の降板発表については、ちょうどフジテレビの一連の問題と日時が重なったためネット上では、両局の騒動に関係があるのか?という声が多く聞かれました。
しかし、この点についてもTBSの森本郎氏は言及しており、関係はないのではないかとのことでした。
経緯を簡単にまとめると、
1月27日(月)朝5時の放送後
TBSラジオ側が被害者からパワーハラスメント、セクシャルハラスメントについて話をし証言がまとまったため、に生島さん自身にぶつけた
↓
放送後、生島さんからその事実について確証が得られた
↓
同日、降板発表
TBSラジオ側がハラスメントについての証言を生島氏に伝え、その翌日には降板発表になるという、とても早い動きであったことから、フジテレビの問題とは無関係であり、発表のタイミングを合わせたわけではないと考えれます。
まとめ
フリーアナウンサーの生島ヒロシ氏が、突然、2つのラジオ番組を降板し、芸能活動を無期限で自粛することを27日、発表しました。
TBSラジオは同氏にセクシャルハラスメントおよびパワーハラスメントという重大なコンプライアンス違反があったと延べています。
実際に、生島氏本人も「友人から送らてた不適切写真を女性スタッフに送り、大変不愉快と指摘された」「生放送中に思わずスタッフへの当たりが強くなってしまった」と事実を認めています。
生島氏が送った不適切な写真がどういう画像なのかについては、被害者のプライバシー保護の観点からTBSラジオが詳細を伏せていることから、今のところ明らかにはなっていないようです。
一方、これまでに生島氏のハラスメントが原因で、複数のスタッフが担当番組を外れたり退職していることから、実際はもっと深刻なのではないかとの指摘もあります。
奇しくも、中居氏を発端とする一連の騒動で揺れるフジテレビと時期を同じくしての今回の発表ですが、時系列を考えると生島氏の降板発表はフジテレビとは無関係と考えて良さそうです。
降板発表があった27日朝、生島氏はは変わらぬ様子でラジオに生出演し「来週で放送7000回!」と元気に報告していたと言います。
そして、皮肉にも記念すべき放送7000回を目前にしての降板。
コンプライアンス遵守の大切さを改めて知らされたのではないでしょうか。
そして、今回の騒動で被害を訴えられたスタッフの方々の心のうちを思うと、今回の処置は当然と多くの方も思われるのではないでしょうか。
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